2012年02月08日更新 アフリカでのコレラの流行状況です。
コレラは、下痢や嘔吐が生じるコレラ菌による病気です。重い下痢が起こることがあり、大量の水分が失われ、脱水から死亡する例もあります。
現地情報によりますと、アフリカの下記の国でコレラ症例が報告されています。
・アンゴラでは2012年1月時点で6州から338症例(うち26人死亡)の報告があり、Lunda Norte州が症例の82%と最も被害を受けています。
・中央アフリカでは2011年9月のアウトブレイク開始以降、300症例(うち19人死亡)が報告されています。(現在のところ状況は落ち着いてきているようです)
・チャドでは2011年、17,200症例(うち450人以上の死亡)が報告されました。(1996年以降最も多い報告数です)
・セネガルでは10確定症例の報告があります。
アフリカへ渡航、滞在される方は、今後の情報に注意していただくとともに、以下の対策をとってください。
- 飲料水や歯みがき、うがいの水にはミネラルウォーターを使うか、十分に沸騰させた水を使うこと。氷は食べないこと。
- 食事は加熱され、あつい状態のものだけを食べること。
- 食事の前、トイレの後には石けんと水で十分に手洗いすること。
- 下痢になった場合、できるだけ早く医療機関で診療を受けること。
- 下痢がはじまったら、以下の作り方で作った水を十分にとること。
感染症情報:食べ物・水にご注意を!
参考
・アンゴラ:http://reliefweb.int/sites/reliefweb.int/files/resources/Full_Report_3443.pdf[PDF形式:319KB]
・中央アフリカ:http://reliefweb.int/node/474812
・チャド:http://reliefweb.int/node/473593(フランス語)
・セネガル:http://reliefweb.int/sites/reliefweb.int/files/resources/Full_Report_3340.pdf[PDF形式:858KB]
新着情報 2012年 1月19日コンゴ民主共和国でコレラの流行が続いています。
新着情報 2011年11月30日アフリカでコレラが発生しています(更新1)
新着情報 2011年10月14日チャドやコンゴ民主共和国などでコレラの大流行が続いています。