地域別情報:香港・マカオ
気候と気をつけたい病気
- 香港・マカオの気候は、亜熱帯気候のため、一年を通じて暖かく、平均気温は20℃前後、湿度は常に70~90%と高いです。一般的に5月から11月までが雨季です。雨季の間は台風が多くなります。
- 水道の設備は整っていますが、飲用には市販のミネラルウォーターをおすすめします。
- 通年、食中毒、細菌性赤痢、A型肝炎などの消化器系の病気が発生します。十分加熱されたものを冷めないうちに食べるようにしましょう。
- デング熱やチクングニア熱は都会の街中にいる蚊でも、感染するリスクがありますので、蚊に刺されないよう気をつけて下さい。日本脳炎は香港の新界地区で6月~10月の間にまれに発生が報告されています。
- 鳥インフルエンザ(H5N1)の患者が発生しています。野犬や野良猫も含め、動物には手を出したり、近寄ったりしないようにしましょう。
この地域に関する新着情報
受けておきたい予防接種、持っていきたい薬
- 黄熱流行国から香港、マカオを経由し、中国へ入国する際に、国際予防接種証明書を要求されることがあります。
薬:普段服用している市販の薬、主治医より処方されている薬
- 常備薬を携帯しましょう。現地でも薬を入手することは可能ですが、言語の問題や自分の体に合うかどうかわかりません。飲み慣れたものを持参するのが安心です。風邪薬、下痢止め、頭痛薬、消毒薬などご自身が服用、使用しているものを持参しましょう。
医療情報
医療機関は整備されており、日本語で受診ができる医療機関もあります。しかし、病院の中には設備も整っていないところもありますので、信頼できる医療機関にかかりましょう。一般に、海外での治療費は高額になりますので、万が一のことを考え、旅行保険への加入を検討しましょう。
帰国後の過ごし方・注意点
病気は、感染してから症状が出るまでに時間を要します。これを潜伏期間と言います。滞在中数日経過してから、あるいは帰国後に症状が現れることがあります。
日本にはない病気を検査、診断、治療できる機関は限られています。帰国時に心配な症状などがある方は、検疫所の担当官にご相談ください。
平成24年6月20日更新