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食品衛生法第27条に基づく食品等の輸入手続は、平成8年から食品等の輸入手続、審査の簡素化・迅速化を図るために厚生労働省が導入した電子情報処理組織「輸入食品監視支援システム(FAINS)」で行われてきましたが、平成25年10月13日より入出港する船舶・航空機及び輸出入される貨物について税関手続や貿易管理手続をはじめ、関連する民間業務等をオンラインで処理するシステム「NACCS(Nippon Automated Cargo and Port Consolidated System)」と統合され、統合された新しいNACCSの食品衛生手続システムにおいて引き続き行われており、現在、総届出数の96%以上に当たる利用実績があります。
輸入食品中央情報管理室では、NACCSと全国検疫所の食品監視窓口(32ヶ所)、検査部門(8ヶ所)、全国の輸入者及び登録検査機関端末を結ぶネットワークの運用管理並びに届出・入力情報の統計解析を海港以外の国際空港にも対応しなければならないため、土、日、祝日も含めた交替制勤務(シフト勤務体制)で業務を行っています。
- 1.管理関係
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各検疫所から届出されたデータの保守、管理を行うことで、適正な運用を維持しています。
- (1)データのバックアップ処理、ログの確認
- (2)食品衛生手続関連システムの障害に対する緊急対応
- (3)各種データベースの情報管理
- (4)営業時間ファイルによる検疫所業務の運転管理(祝祭日の制御設定)
- 2.食品監視関係業務入出力管理
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食品衛生上問題となり検査が強化された食品等に対応するため、それらの食品等を判別する自動審査の設定など、輸入手続や食品の検査を円滑に行うことが出来るようにシステムの運用管理に務めています。
- (1)食品衛生法に基づく命令検査等の自動審査パターンの作成登録等
- (2)モニタリング選定率設定パターンの作成登録等
- (3)NACCS(食品衛生手続)の各種コードの作成・各種届出事項の登録等
- (4)輸入者端末、検査機関端末等の登録依頼対応
- (5)届出データの保守(不要データ削除)
- 3.関係機関との連絡調整
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各検疫所に配属されているNACCSの食品衛生手続システム端末の機器の故障等に迅速に対応することで適正なシステムの運用を維持しています。
- (1)検疫所からの照会事項に対する対応
- (2)検疫所からの端末の操作、異常発生等に対応
- (3)NACCSの他省庁の各種手続システムとの接続関連に伴う問題への検討
- 4.届出情報、審査情報、検査情報に係る統計情報の検索及び解析
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NACCSに蓄積された届出情報を解析し、各種統計資料の作成を行っています。
また、国内外で問題となった食品等や問題となりそうな食品等について、過去の輸入実績などの状況に応じて臨時検索、解析を行っています。
- (1)輸入食品監視統計の作成(品目別、国別、検査状況等)
- (2)輸入食品監視支援情報の作成
- (3)食品等輸入届出関係コードの表作成
- (4)輸入食品監視統計(詳細版)の作成
- (5)輸入食品監視指導計画報告資料作成
- (6)本省からの指示、依頼による検索集計
- 5.NACCS(食品衛生手続)の改変、更改について
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平成29年度のNACCSの改変に向けて、新たな機能の付与等、更に充実した食品等の輸入システムとして機能するよう、技術的検討を行っています。
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