メキシコは、南北に長い国土のため、北部は乾燥地帯、南部は熱帯で雨の多い地帯になっています。実際には、起伏が激しい地理的条件によって気候は大きく変化します。カリフォルニア半島を含む北部地域は、流行する感染症は多くありませんが、メキシコ湾沿岸の低地では、一般に高温多湿で、消化器系疾患やA型肝炎などが一年を通してみられます。
首都メキシコシティ周辺は、6~9月が雨季、10~5月が乾季で、11~2月が冬にあたります。食べ物や水などを介して感染する消化器系感染症やA型肝炎は3~9月に多発する傾向があります。
A型肝炎、(B型肝炎)、破傷風、黄熱 ※昭和50年~52年生まれの方はポリオのワクチン効果が低かったことがわかっています。追加接種を受けておくことをお勧めします。
常備薬を携帯しましょう。現地でも薬を入手することは可能ですが、言語の問題や自分の体に合うかどうかわかりません。飲み慣れたものを持参するのが安心です。風邪薬、下痢止め、頭痛薬、消毒薬などご自身が服用、使用しているものを持参しましょう。
標高の高い地域に行かれる方は、高山病が心配されます。専門の医師に相談をしましょう。
比較的医療水準は良いようです。都市部の私立病院などでは、設備が整っています。公立病院では満足な治療が受けられない場合があります。医師以外は、英語が通じないことが多いようです。
病気は、感染してから症状が出るまでに時間を要します。これを潜伏期間と言います。滞在中数日経過してから、あるいは帰国後に症状が現れることがあるでしょう。
日本にはない病気を検査、診断、治療できる機関は限られています。帰国時に心配な症状などがある方は、検疫所の担当官にご相談ください。